二股口古戦場



函館市から大野街道へ入り、中山峠を走ること約20分。
石川沢バス停を通り過ぎ、少し行った右手(北)側にあります。
バスで行くより、レンタカーで行くことをお薦めします。



江差と箱館を結ぶ大野街道の途中、ここから箱館市中は目と鼻の先です。
1869年4月乙部に上陸を果たした新政府軍が、進軍を開始。
この地の防衛に向かった土方歳三は、山の上に胸壁を築き、新政府軍が通り抜けようとした所を、
上から銃で狙い撃ち、2度の新政府軍の猛攻撃を退けます。
しかし、二股口が勝利するも、海岸線の尻内、矢不来を突破され、
箱館までの退路を断たれる危険が生じ、撤退を余儀なくされたのです。
訪れたのがちょうど旧暦の4月下旬だったので、二股口の戦いはこんな状況の中行われたのでしょう。
今も土方らが築いた胸壁の跡が残っています。
(2006年12月26日UP)

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